飲み方

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茶経における「餅茶」の飲み方、茶器について

陸羽の「茶経」を読む、第8回目です。

今回は、陸羽の時代の茶「餅茶」の飲み方についてです。

餅茶の飲み方については、第5章「茶の煮立て方」で触れてはいるのですが、

作法やレシピとしての体系だった説明ではなく、

どちらかと言うと、茶を淹れるにあたっての注意事項といった風の記述です。

実は、「茶経」という本では、茶の飲み方そのものよりも、

道具についての具体的な記述が、第4章の「茶器」にあります。

陸羽は、個々の茶器・茶道具を列挙し、詳細に説明をしています。

この茶器についての具体的な記述を読むことによって、

間接的に、茶の飲み方についても様々な想像ができるようになっています。

また、日本の茶道で使われる茶道具は、

ここの「茶経」第4章「茶器」に、ほとんどその原型が見られるようです。

なので、専門家の方たちの間では、

この第4章の記述に、陸羽式の「茶道」を見出す傾向があります。

唐の封演のエッセイ「封氏聞見記」には、

次のような記録があります。

「楚の人、陸鴻漸(陸羽)は茶論(「茶経」)をつくり、

茶の功効ならびに煎茶・炙茶の法を説き、茶具の二十四事を造り、

都統籠(茶器籠)を以て貯え、遠近傾慕し、好事の物、家に一副を蔵す。

常伯熊なる者あり、また鴻漸(陸羽)の論に因り、広く潤色す。

ここにおいて茶道大いに行われ、王公朝士飲まざる者なし。」

(孫引き元 :布目潮渢「中国喫茶文化史」岩波現代文庫 128ページ)

陸羽は「茶経」で、24の茶器を指定しました。

第4章本文では、25(付属品を含めると28)の茶器の列挙がありますが、

封演の記録では、数が24となっています。

また、「茶経」第9章「略式の茶」の本文でも、

第4章の茶器の説明を受けて、

「城邑の中、王公の門では、二十四器の一つが欠けても、

茶は廃れるのである。」

(引用元:布目潮渢「茶経詳解」淡交社 325ページ)

と、茶器の数が24と変更されています。

(それにしても、一つも欠けてはならない、と言うのは、

 なかなか厳しい宣言です。)

ですので、茶器の数が25(28)→24となっているのは、

数え間違いではなく、なにか意図的な変更が窺われます。

布目さんの解説にはこう書かれています。

「二十四を聖数として挙げたのであろうが、その根拠は明確ではない。

・・『礼記』では、一年を十五日ごとに名称をつけた二十四節記がある。

・・『晋書』には二十四友があり、また、唐の太宗の二十四の功臣もある。

・・さらに、六を聖数とし、その四倍の二十四も考えられる。」

(引用元: 同上 328ページ 一部編集)

特に、二十四節気に見られるように、

24という数は、儒教において尊ばれる数字のようです。

陸羽は、自ら設定した茶器の数を、

儒教的な世界観になぞらえようとしたのかもしれません。

上に引用した「封氏聞見記」では、この24の茶器を使った茶道が、

常伯熊という人物によって潤色され、広められたと書かれています。

ただ、「茶道」という言葉は、陸羽の「茶経」の中にはありません。

「茶経」には、日本の茶道におけるお手前や作法の記述もありません。?

陸羽が文章として留めるのにこだわったのは、茶器についての記述です。

次回は、茶器について触れてみたいと思います。

それでは続きは次回で。

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2017-01-17T15:18:37+00:00 January 24th, 2011|Categories: 中国茶ブログぼちぼち日記, 陸羽「茶経」 by ぼちぼち|Tags: , , , |

茶経 「飲ということの時の意義は遠いものがある」

茶経

陸羽の『茶経』を読む 第1回目です。

初めに解説本のご紹介をいたします。

上の画像にあります「茶経詳解」(淡交社)という本を基軸に読んで参ります。

布目潮渢さんという中国史(唐代)のご専門の方が書かれた本で、

原文、訳文、注解に、豊富な図版入りで『茶経』を解説されております。

このブログでは、訳文を部分部分引用させていただき、

注解を参照しつつ、『茶経』の1節ずつをランダムに取り上げさせていただきます。

引用・参考の際には、上の図書以外にも、引用元・参考元を明記いたします。

それでは、読んでいきましょう。

今回は、第6章「茶の飲み方」の第1節です。

「翼があって飛び(鳥)、毛があって走り(獣)、口を大きくあけてものを言う(人)。

この鳥、獣、人の三者は、共に天地の間に生まれ、飲み食いして生きている。

飲ということの時の意義は遠いものがある。

渇きを止めるには水を飲み、憂いと怒りを除くには酒を飲み、

昏迷と眠気を払うには茶を飲む」

(引用元:「茶経詳解」157ページ・字体一部変更)

飲む、ということについて、鳥と動物と人間を持ち上げています。

空を飛ぶ鳥も、地を走る動物も、口を大きく開けて喋る人間も、

みんなこの世界に生まれて、飲んだり食べたりして生活している。

確かにそうですね。

ちょっと難しいのは次の一文です。

「飲ということの時の意義は遠いものがある。」

これは、鳥や動物のことなどに思いを馳せると、

この世界では遥か昔から「飲む」という行為がなされていたのだ、

という風に感慨をしているのでしょうか。

もちろん、思いを馳せる方向は、昔のことだけじゃくて、

未来のことも含まれるかもしれません。

遥か昔から「飲む」行為はなされてきたし、

遥か未来にも(天地に生命が存続するかぎり)

「飲む」行為はなされるであろう・・・

当たり前のことなのですが、時の経緯というものを巡っては、

この当たり前のことが、当たり前ではなく感じられる、

そんな瞬間が誰にでもあります。

大樹の年輪を見るとき、海に太陽が沈むとき、星空を眺めるとき、

あるいは、やや偏った例ですが、

死体の爪が伸びたりする事実を知るときなどです。

私のことを基点に「飲む」行為のことを考えても、

私が生まれる前から人はお茶を飲んでいたし、

私が死んだ後も、当然、人はお茶を飲み続けます。

「ああ、このお茶は美味しいなあ・・」という行為は、

延々と繰り返されるわけです。

ここの原文は、「飲之時義遠矣哉」です。

「茶経詳解」の注解によりますと、『易経』の「随之時義大矣哉」の

箇所をもじったそうなのですが、

その『易経』の原典の意味についてはもっと難しくなってしまいそうなので、

ここはとりあえずの宿題にいたします。

『易経』は陸羽の愛読書だったそうです。

飲むことについての感慨そのものと、『易経』のもじりということが

陸羽の中で共存してこの一文になっていると思います。

それでは続きは次回で。

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2017-01-17T15:18:41+00:00 October 7th, 2010|Categories: 中国茶ブログぼちぼち日記, 陸羽「茶経」 by ぼちぼち|Tags: , |

プーアール茶の美味しい飲み方

秋らしい澄み切った空気が、とっても気持ちいい時期ですね!

今日はちょっと曇ってますが、昨日までの晴れ空は爽快でした ((*´∀`人))

さて、最近プーアール茶のことばかり書いてますが

プーアール茶の飲み方

食欲の秋には、どうしても

欠かせなくなっちゃうんですよね・・・。

どう飲んだらいいのか、いまいち分かりにくいお茶、

プーアール茶。

今回はプーアールの美味しい飲み方をご紹介します。

そもそも中国茶自体、お茶によって美味しく飲む方法が

それぞれ違うので、ややこしいですよね。。

プーアール茶を美味しく飲むためのポイントは

高温(100℃が望ましいです)のお湯で淹れる

1煎目はざっと洗い流すように捨てる(洗茶)

以上2点です。

プーアール茶は高い温度で淹れると、透明感のある味わいになります。

また、1煎目を捨てることは、ティーバックの場合あまり必要ないのですが

茶葉を使う場合は、雑味をとるためにも、できればひと手間かけてもらえると嬉しいです。

油揚げの油抜きみたいなものですね 。(*⌒▽⌒*)

あとは

茶壺や急須で淹れるのもよし

やかんで煮出すのもよし

美味しく続けること、が、一番です。

茶壺で淹れる場合、プーアール茶に適してるのは 

やはり、紫砂壺(中国の宜興で作られてます)ですね!

紫砂壺

まだ清香花楼では

取り扱いされていないのですが

取り扱っていただけると嬉しいな

なんて勝手に思ってます。

美味しくのんで、健康毎日を送りましょう♪

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