美味しいジャスミン茶と出会うために

茶葉のジャスミン茶の見分け方

良い茶葉のジャスミン茶

白龍珠

ジャスミン茶というと、ペットボトルのジャスミン茶や、ティーバッグのジャスミンティーが便利で人気です。とても高い技術で製造されているので、ジャスミンの香りをすごく上手に再現しています。ただ、本物の香りや、香りの持続、味の奥行きをゆっくり楽しみたい場合は、やっぱり茶葉のジャスミン茶が飲みたくなります。

茶葉のジャスミン茶でも、良いものも悪いものもあります。茶葉を見て、良いかどうか自分ですぐにわかるようになるのが一番ですが(たくさんの良い茶葉を見ていると自然にわかるようになります)、茶葉を見てもよくわからないというかたは、最初に、その茶葉にジャスミンの花びらがまざっているかどうかをチェックしてください。茶葉にジャスミンの花びらが(商品として)まざっているものは、一般的には、あまり良いジャスミン茶ではありません。自然の香りを吸着しない安い茶葉に、香料で香りづけをして、それから乾燥した花びら等をまぜています。香りは香料のもので、茶葉にまざっている花びらは、見た目をよくするカモフラージュのような存在です。全部がそうではありませんが、そういうものが多く店頭で売られています。

品質の良いジャスミン茶は、柔らかな芽の部分(芯)を多く使い、天然の摘みたてのジャスミンのつぼみで数回香り移しをしています。特に、手で揉捻して真珠のようにコロコロとしたジャスミン茶を、白龍珠(上の写真)、茉莉龍珠などと呼びます。コロコロに丸まった茶葉も、お湯の中では開いて柔らかな芽の姿を見せます。
また、茉莉銀針という、芯だけのピンとした美しく凛々しい茶葉のジャスミン茶もあります。これは、白毫銀針という白茶だけをベースにつくられた高級ジャスミン茶です。銀針のまろやかで透明感のある味わいに、ジャスミンの自然の香りがやさしく華やかに持続します。茶葉のジャスミン茶で、香りの良さを比べるためには、二煎目や三煎目を飲みくらべてみるとわかりやすいです。

福州ジャスミン茶、時代の変化

1980年代後半から、福建省福州市北方の福安や福鼎あたりがジャスミン茶の名産地として有名になりましたが、残念なことに、ここ数年その生産量は減少しています。開発によりジャスミン(茉莉花)の畑が少なくなってしまったことと、現地で紅茶の生産が盛んになったのが主な原因です。2010年以降の中国の紅茶ブームの影響で、中国国内向けの紅茶の生産量が増えて、そのぶん、輸出用のジャスミン茶をつくるための良い茶葉が高騰してしまいました。(福安の紅茶については、中国茶ブログの坦安工夫紅茶の記事をご参照してください。)また、白毫銀針などの良い白茶も中国内で人気が急上昇して、白毫銀針そのものがびっくりするくらい高価になったので、その銀針を使ってわざわざジャスミン茶(やその加工品である工芸茶)をつくることに生産者が消極的になってしまいました。紅茶や白茶のブランド化は成功しましたが、そのマイナスの影響がジャスミン茶にでてしまったと言えます。当店が提携している福安の工芸茶工場も、2013年より工芸茶のオーダー生産を休止してしまいました。工芸茶の生産については、特に職人さんの不足も大きな問題となっています。
現在、福建省で、以前と同じ品質のジャスミン茶を同じ価格帯で生産することは難しくなっています。そのため、中国の市場でも福州のジャスミン茶は稀少で、代わりに四川の緑茶や広西のジャスミンなど、内陸の、もっとコストの低い原材料を使って生産されたジャスミン茶がたくさん流通するようになっています。

ジャスミン茶は、中国でも女性に人気のお茶です。中国では、お茶に高いお金をかけるのはほとんどが男性で(これはちょっと日本とは違うかもしれません)、正直なところ、ジャスミン茶のベースに四川の緑茶が使われていようが、福建の白茶が使われていようが、ジャスミンの香りさえそこそこのっていれば、産地の違いがどうのこうの云々は、あまり気にかけられずに消費されます。見栄っ張りの中国男性のこだわる茶葉は価格競争も値が上がっていく方向になりがちですが(高いお茶を飲んでいるのがステイタスなので)、女性に好まれるジャスミン茶は、価格競争は安さの競争になりがちです。そんなところにも、福州ジャスミン茶にとっては時代の趨勢がマイナスに働いた理由があるかもしれません。

ただ、福州は、海のシルクロード港としてジャスミン茶の輸出で歴史的にも有名です。また、その香りのやわらかで女性的な華やかは、他の産地のものとは比べられないと評価されています。なので、福州茉莉花茶(ジャスミン茶)を文化遺産としてしっかり守り、次代に伝えていこうという前向きな動きもあります。

福安の茶農家

福安の茶農家2006年

福州市北部福安

福安郊外の茶畑と家々

ジャスミン茶の美味しい飲み方

ジャスミン茶 美味しい入れ方

茶器は、ガラス製のものがおすすめです。300-500ccの茶器に、ジャスミン茶小さじ1-2杯(3g-6g)で、茶葉の量はお好みで調整してください。はじめに茶器をお湯で温めておくのがいいです。1煎目からおいしくお飲みいただけます。
清香花楼のジャスミン茶は、茶葉が白茶の種類なので、茶葉の甘みを味わうには、低い温度(80-90度)で入れて、すこし長めの時間待つのもいいです(あまり時間が長いと濃くなりすぎてしまうので注意してください)。ジャスミンの香り楽しむには、90度以上の熱湯で入れるのがおすすめです♪ 3煎-4煎ほどお楽しみいただけます!

ジャスミン茶の効能

ジャスミン茶を入れると、香りだけでもとてもリラックスします。アロマとしてもお楽しみいただけます。

ジャスミン茶とカフェイン

ジャスミン茶は、白茶や緑茶など茶葉をベースにつくられていますので、その茶葉にカフェインが含まれています。薔薇花茶や菊花茶などのハーブティーの花茶や、八宝茶(茶葉をのぞく)には、カフェインが含まれていません。

お客さまからいただいたジャスミン茶のご感想

福州白龍珠玉ジャスミン茶を飲んでみましたが、香りと