中国茶ぼちぼち日記

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陸羽「毀茶論」について

陸羽「毀茶論」について
「茶経」を書いた陸羽には、「毀茶論」という著述もあることが同時代の書物から知られている。散逸してしまったのでその内容は不明だが、執筆の動機からは、茶を俗世間と切り離して考える陸羽の思考を想像することができる。茶と権力との対立というテーマは、日本の千利休やその弟子の宗二にも見いだすことができるだろう。

サントリー烏龍茶のCMと「中国」

サントリー烏龍茶のCMと「中国」
サントリー烏龍茶の古い歴代CMを見ると、その時々の日本人が「中国」というものにどういうイメージを抱いていたのかを窺い知ることができます。80-90年代前半に遠い桃源郷として描かれた「中国」は、90年代末にリアルな旅行的エキゾチシズムに変わり、そして2000年代後半には、「日本」と「中国」の融合した奇妙な日常空間がスクリーン上に実現しました。

一陽来復~陰陽の茶席~留香茶藝

一陽来復~陰陽の茶席~留香茶藝
先日、東京浅草で開かれた「地球にやさしい中国茶交流会」を訪れました。参加させていただいたのは、留香茶藝さんの「一陽来復~陰陽の茶席~」です。シンガポールの留香茶藝流派で資格取得をされた日本の茶友会のかたのアーティスティックな茶席で、一般的な中国茶の茶芸とはだいぶ趣を異にしていました。

鳳凰単叢鴨屎香

鳳凰単叢鴨屎香
鳳凰単叢は、広東省潮州市鳳凰鎮烏ドン山の特産烏龍茶で、薫り高く、贔屓目なしで評してもすごく美味しいのですが、福建と雲南という二大産地に挟まれているためか、不遇を託つ茗茶のように語られてきました。ところが、その不遇のイメージから脱却するような兆しがここ一二年で感じられます。その象徴が、鳳凰単叢鴨屎香(ヤースーシャン)の流行です。

ワケあり明前西湖龍井2015年

ワケあり明前西湖龍井2015年
杭州西湖区の茶農家さんから送っていただいた2015年の明前西湖龍井(のワケあり)を飲みました。日本人にも馴染みやすい、中国緑茶の代表・龍井茶の春の香りと味わいを楽しみました。

坦洋工夫紅茶

坦洋工夫紅茶
坦洋工夫(tanyang gongfu タンヤンコンフー)は、福建省福安市坦洋村産の紅茶です。ここ数年の中国での紅茶ブームのお蔭で、この銘柄も息を吹きかえしたかのようです。19世紀には、工夫茶(Cougou/カングー)=福建紅茶として知られていました。

茶を飲む人数と碗数について

茶を飲む人数と碗数について
陸羽「茶経」第6章の最後の段の解釈。茶を飲む人数と碗数について。「さて美味で香り高い茶は、その碗数は三。これに次ぐ碗数は五。 もし座客の数が五人になれば三碗を行い、七人になれば五碗を行う。 もし六人以下なら、碗数を定めない。 ただ一人分だけ足りないときは、その雋永(ぜんえい)で欠けている人の分を補う。」

Etsyサイトにて工芸茶の茶葉のみを販売しています。

Etsyサイトにて工芸茶の茶葉のみを販売しています。
現在、Etsyサイトにて、工芸茶の茶葉のみを販売しています。中国福建省アモイから国際郵便で発送いたします。

茶経11「ああ天が万物を育てるのに・・・」陸羽の嘆き

茶経11「ああ天が万物を育てるのに・・・」陸羽の嘆き
陸羽「茶経」を読む。「ああ天が万物を育てるのに、すべてきわめて巧妙なところがある。人がつくるものは、ただ浅薄安易をあさっている。」 茶は、ある時は天のものでもあるし、ある時は人のものでもあると、私は考えます。それは、天のものとも言えないし、人のものとも言えない、そういう二重性も孕んでいると思います。

茶経10 茶器 風炉その2

茶経10 茶器 風炉その2
陸羽の「茶経」にある風炉は、陸羽の茶道の中心となる茶道具です。この風炉は、易経の五行思想に典拠しながら、万物の要素を体現するものとして意味づけが行われています。それは、茶を飲むということが、自然と人とのつながり、その接点の一つとして、陸羽が考えていたことの現われでもあると思います。

茶経9 茶器 風炉1

茶経9 茶器 風炉1
陸羽「茶経」の茶器について。風炉。易の卦の象徴的な意味。風炉は、金属(金)で作られていて、釜には湯(水)がある。燃料の木炭(木)が燃えて(火)、燃えると灰かす(土)になるので、五行すべてが均しく備わっている。病気は五臓から起こるが、風炉には万物の五元素があるので、茶はどんな病気にも効果がある、という趣旨になります。

茶経8「餅茶」の飲み方、茶器について

茶経8「餅茶」の飲み方、茶器について
陸羽「茶経」における餅茶の飲み方について。茶器の指定、陸羽の茶道。「茶経」という本では、茶の飲み方そのものよりも、道具についての具体的な記述が、第4章の「茶器」にあります。陸羽は「茶経」で、24の茶器を指定しました。
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